きっかけはネットワーク #nwstudy 01 に参加してきた
きっかけはネットワーク #nwstudy 01 に参加してきました。
ブログ書くまでが勉強会 ということで、軽くまとめてみたいと思います。
お題は以下の 3 つでした。
- Interop STM とは
- NW 技術者とサーバ技術者の境界
- LT: Solaris での IPMP
Interop STM とは
Interop は、世界最大のネットワークのイベント。
Interop 会場には、最新技術を使ったネットワーク環境が提供されており、メーカーの垣根を超えた相互接続の実証実験の場となっている。
世界初の技術を実運用で使うことが多く、1 世代先のネットワークを見る事ができる場だそうだ。
この会場内ネットワークを構築するのが、STM (ShowNet Team Member) の役割。
ShowNet メンバーには、
- 設計や運用を行う NOC メンバー
- 特定の機器のエキスパートであるコントリビュータ
- ボランティアとして雑用等を行う STM
がある。
STM は、スイッチを触ったことのないような人でも参加できる。
雑用といいつつも、
- 配線を綺麗にしてラックを "魅せるラック" にしたり、
- 参加費数万円レベルのセッションの助手ができたり、
- 世界最大のネットワークを 5 時間で壊す快感を得られたり、
- プロの作ったコンフィグを持ち帰れたり、
- 人脈を作れたり、
といった素晴らしい経験が得られる。
NW 技術者とサーバ技術者の境界
2000 年代から、"アプリ以外全般" という業種の分業化がはじまったのではないか。
ここでは、サーバのポートまで、を NW 技術者とする。
NW 技術者とサーバ技術者間でありがちなトラブルとして、"ネットワークの冗長化に伴うトラブル" がある。
STP を用いたスイッチの冗長化の際、スイッチの交換後サービスが停止してしまうことがある。
(実際のトラブル例については省略します。)
NW 担当、サーバ担当間で、"冗長化してるから止まらないよね。" という風に、なあなあの冗長化になってしまうことが多い。
結果、正しく切り替わらない、戻らない、ということがあり得る。
こういったことを防ぐために、当たり前の事だけど、相手側 (担当外) の仕組みも知ることが大事だ。
"サーバもわかる NW 技術者" 又は "NW もわかるサーバ技術者" になることを目指そう。
担当範囲外の知識を身につけるために、
- 自宅ラボ
- 自宅に Cisco
- 自宅で仮想
- 自宅で SAN
こういったことはとても大事。
LT: Solaris での IPMP
Solaris 系で使える IPMP というネットワーク冗長化技術。
サーバがゲートウェイに向けて検査信号を出すので、途中が家庭用のハブでも利用することができる。
一方、ゲートウェイが落ちると、全てのインタフェースが落ちる。
冗長化技術は、ただ使うだけでなく、どういった仕組みで動作しているのか知ることが大事。
最後に
楽しい勉強会でした。
#qpstudy からの派生だからか、気軽に参加できる雰囲気がいいです。
また次回も参加したいと思います。
これまで、勉強会にはいくつか参加してるけど、こうやってまとめのエントリを書くのは初めてです。
まとめる過程で分からないことを調べる、という作業によって、得た知識がより深く浸透した気がします。
アウトプットって大事だなと思いました。