第1回 さくらの夕べ ~さくらのVPS開発者が語るここだけの話~ に参加してきました。

写真は、頂いたノベルティ、"サバンダナ" です。

改めて、さくらのVPSについて (田中社長)

なぜさくらインターネットは VPS をはじめたのか

田中社長は VPS はやらないと言っていたが、以下の 3 つの理由から始めるに至った。

  1. とある櫻花の画像生成 (とあるさくらのジェネレータ)
    田中社長がネタで作ったサイトが GIGAZINE に紹介され、アクセス過多になる。
    Amazon の VPS で乗り切った。
    このことで、申し込みから利用までが早い仮想サーバの便利さを思い知った。

  2. linode.com (Xen の VPS をホスティング)
    レスポンスが遅いことを理由に、linode に移った人がいた。
    レンサバの限界を感じた。

  3. 仮想化技術の普及
    2009 年頃から、Intel-VT などの仮想化支援技術が普及してきた。
    ホストとなるサーバの性能も向上し、大量のメモリを安価に搭載できるようになった。

さくらの VPS 開発のコンセプト

性能・安定性・低コスト・機能・拡張性 という 5 つの大事なキーワードがある。
VPS サービスを始める事において、機能、拡張性には目をつぶる事にした。

他社のサービスは、この 5 つを全てを充実させようとしている。
これは、コストに跳ね返り、安定性に関わる。

最初からサイズを決める代わりに、稼働率を高める事を目標にした。

目の前に物理サーバがあるかのような VPS を目指した。

さくらのVPS開発者が語るここだけの話 (開発第一チームマネージャー 加藤さん)

(同社の聞き手役の質問に答えるという方式)

Q.
プランは 512MB, 1G, 1.5G, 4G, 8G がある。
1.5G って中途半端じゃないか?

A.
値段のバランス的に、1G, 4G の間に 1 つ欲しいという声が多かった。
4GB は多い。でも 1GB はちょっと少ない、という声が多かった。

Q.
なぜ KVM を利用したのか。

A.
手元に実サーバがあるかのような、実環境に近い環境を提供したかったので、完全仮想化を使いたかった。
社内向けのサービスや、さくらのレンタルサーバでは、FreeBSD を利用していたので、FreeBSD が動く仮想ソリューションを選んだ。
Xen では FreeBSD が動かず、KVM では動いた。

Q.
linode の OS シェアは、Ubuntu 48%, Debian 24%, CentOS 16% である。(※ いつのデータだったか忘れてしまいました。)
意外にも Ubuntu が多い。
日本国内でもこの傾向は出てくるのか。

A.
出てこないと思う。

Q.
CentOS の開発がちょっと不安だが、乗り換えるディストリは考えているのか。

A.
考えてはいるけど、まだ決まっていない。

Q.
試用期間から正式サービスに以降するタイミングはいつ?

A.
営業日の夕方。

Q.
デフォルトで root ログインが可能なので不安、という声が多いが。

A.
電源を切った状態で提供しているので、使うタイミングで電源を入れ、設定して欲しい。

Q.
試用期間の帯域制限がひどい!なんとかならないか。

A.
帯域制限は下りには掛かっていないので、下りで試してみて欲しい。
ちなみに、ftp3.jp.freebsd.org は、VPS と同じデータセンタにあるので、イメージを落としてみると、速さが実感できる。

感想

とても楽しく、勉強になりました。
懇親会では、開発マネージャの方に少しお話を聞かせていただくこともできました。

これからも一ヶ月に一回ほどのペースで、勉強会を開いていきたいそうです。
ぜひ次回も参加したいと思います。